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JXが山形銀行を圧倒し準決勝へ 大会5日目トピックス

2011年1月6日

「第86回天皇杯・第77回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(以下オールジャパン2011)」は大会5日目、女子準々決勝4試合が行われました。

 第1試合、残念ながらラストシーズンとなる日本航空 JALラビッツ(WJBL6位)は最後のオールジャパンで有終の美を飾るべく、富士通 レッドウェーブ(WJBL3位)を相手にゲームの主導権を握り、40‐29と11点リードで前半終了。しかし後半に入ると一気に富士通が巻き返し、第3ピリオドだけで27‐7と大きく点差が開き56-47、富士通が逆転に成功。その後も富士通の勢いは止まらず、78-60で準決勝一番乗りを決めました。

 第2試合のトヨタ自動車 アンテロープス(WJBL2位)対アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス(WJBL7位)は、序盤から両チームの激しいディフェンス合戦となり拮抗した試合展開。しかし、第2ピリオドに入ると内外バランスよく得点を重ねたトヨタ自動車がペースをつかみ、44-19と突き放して前半終了。後半に入ってもアイシン・エィ・ダブリュはその差を埋められず、94-53でトヨタ自動車が勝利。トヨタ自動車は準決勝は富士通と対戦。

 第3試合、唯一WJBLチームを破った山形銀行(社会人1位)が女王JXサンフラワーズに挑みました。高さで勝るJXを相手に攻め手を阻まれる山形銀行。JXは序盤から流れをつかみ52-26とダブルスコアで前半終了。後半は諦めない山形銀行の堅いディフェンスにJXは苦しみ、第3ピリオドだけのスコアは27-23と互角の勝負。しかし最後はJXが安定して試合を運び、前半のリードもあり103-56とJXが圧倒し準決勝進出。敗れた山形銀行には観客席から温かい拍手が送られました。

 準決勝残る一枠を決める第4試合。WJBL4位のデンソー アイリスと同5位シャンソン化粧品 シャンソンVマジックの対戦。第1ピリオドはシャンソン化粧品がリードを奪うが、デンソーも負けじと追い上げ、30ー33とデンソーが逆転し前半終了。互いにリードを奪い合い譲らぬ展開だったが、最後はシャンソン化粧品がターンオーバーに泣き、61-66でデンソーが勝利。9年ぶり5回目のベスト4進出を決めました。

 女子準決勝にはWJBL上位4チームが順当に勝ち上がり、明後日1月8日(土)に富士通vsトヨタ自動車、JXvsデンソーが激突します。

 なお、明日1月7日(金)は12:00よりJBL勢が相まみえる男子準々決勝4試合が行われます。トップチーム同士のハイレベルな戦いをぜひご堪能ください。