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第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選 大会第2日目終了

2011年9月16日

 第26回FIBA ASIA男子バスケットボール選手権大会 兼 2012年ロンドンオリンピックアジア地区予選は大会第2日目。ハヤブサジャパン男子日本代表チームの予選ラウンド第2戦の相手は、グループCのなかで最大の難敵であるヨルダン。FIBAランキング33位の日本に対し、ヨルダンは一つ上の32位のチーム。

 そのランキング差を現すかのように、開始早々から点差を開かれ、2-13と9点リードを奪われます。一気に流れを掴もうとオールコートゾーンプレスを仕掛けてきたヨルダンでしたが、日本は#13正中の3Pシュートを皮切りに#9川村の連続得点で立て直し、19-17と逆転に成功し第1ピリオド終了。第2ピリオドでは一時は逆転されるも、しっかり相手を引き離し、36-29と日本リードで前半終了。後半、立ち上がり、15-0と猛攻をかけ、51-29とこのゲーム最大得点差となる22点リード。しかし、最終ピリオド終盤に、ヨルダンの猛追に合い、残り2分21秒、ヨルダン#5WRIGHTに3Pシュートを決められ83-76、7点差。その後ファウルゲームを仕掛けるヨルダンに対し、日本は#8柏木がバスケットカウント、#15竹内(譲)らがフリースローを沈め、タイムアップ。92-87、何とかリードを保って逃げ切り、2連勝を挙げました。

 本日23得点とチームハイを挙げた#9川村卓也選手は、「前半は我慢しながらマンツーマンでしのぎ、リードすることができました。後半は良い入り方ができたのですが、良い終わり方をすることができませんでした。明日のシリア戦も簡単に勝てる相手ではなく、同じようなゲームをしてしまうと全勝で予選ラウンドを終えることも難しくなります。自分たちのやるべきことをやって、日本人らしい平面バスケットで走り勝ち、今日の第3ピリオドの最初のような展開になればスコアも伸びると思います」と、この試合を象徴する部分を振り返って反省しました。

 記者会見に登壇した#15竹内譲次選手は、「ヨルダン戦は予選ラウンドを突破するために一番重要としていた試合であり、この試合に勝利できたことはすごくうれしく思います。最後に点差を詰められはしましたが、今日の試合は1点でも勝てば良いと思っていました。反省する部分は修正し、明日の予選ラウンド最後のシリア戦も勝利して1位で通過したいです」とコメント。13得点、19リバウンドと攻守にわたって活躍し、勝利に貢献しました。

 トーマス・ウィスマンヘッドコーチも「オフェンスリバウンドが19本獲れたことは大きく、そのうちの9本を譲次選手が獲ってくれました。特にゲーム終盤、間違いなく相手に流れが行った時に、リバウンドを獲ってくれたので勝つことができました」と、リバウンドが勝因だったと強調しました。

 今日の勝利により、2次ラウンド進出を決めたハヤブサジャパン男子日本代表チーム。
 明日は予選ラウンド最終日、シリアと戦います。シリアには、インサイドが大きく、パワフルな#5LUBUS(205m)、#15AL HAMWI(217cm)がいます。初戦は帰化登録問題で出場できなかった#13KASABALLI(212cm)でしたが、本日のインドネシア戦よりコートに立ち、24得点11リバウンドとチーム1の活躍を見せました。要所で決めてくる#6JLILATIや#10DAKSの3Pシュートも要注意です。シリアはインドネシアに勝利し、1勝1敗。この試合に賭ける気持ちは日本以上かもしれません。

 日本vsシリア戦は、明日、9月17日(土)9:00(日本時間10:00)より試合開始。シリアは予選ラウンド全試合を9時から行っており、すでに体も慣れています。朝早い時間からの試合を考慮し、最終合宿では練習がなくても早く起きるよう調整してきたハヤブサジャパン男子日本代表チーム。明日、しっかりと白星を飾り、1位通過を目指します。