ニュース

日本代表 vs U-24日本代表

2009年4月28日

男子日本代表第三次合宿の締めくくりは、U-24日本代表との10分ゲームを行いました。
7月1日から始まる第25回ユニバーシアード競技大会を見据え、2月の育成強化キャンプより引き続き強化を行ってきたU-24日本代表。JBL所属選手も加わり、チームワーク良く、若さ溢れるプレーで日本代表相手に一矢報いる場面も見せてくれました。初の実戦形式となった日本代表も次第に調子を取り戻し、双方にとって刺激的な交流試合となったようです。

U-24日本代表を指揮する陸川 章ヘッドコーチにこの試合の感想をお伺いしました。

[Q]本日のゲームで得た収穫は?
陸川HC:経験豊富な日本代表メンバーなので、やはり特徴をつかまれると思うようにプレーさせてもらえない。その時にどう対応するかという課題が見えたのは良い勉強になりました。やられているパターンを修復していくと、しっかり攻めることができた手応えも感じました。

[Q]U-24日本代表はどのようなスケジュールで練習をされているのでしょうか?
陸川HC:2月の第一週目から育成強化キャンプ~ユニバ代表合宿と毎週末練習を行っています。2月いっぱいまではホッブスヘッドコーチが育成強化キャンプを指導してくださり、3月以降は私がユニバ代表チーム強化ということでヘッドコーチに就任しました。3月にはリトアニア遠征もあり、非常に良い成果を得られたと実感してます。JBLがオフシーズンに入り、JBL組が加わり大所帯で練習しています。少しずつ私が描いている精神が浸透してきていると感じてます。まぁ、まだまだですけどね。

[Q]チームの雰囲気がとても良いように感じ取れました。
陸川HC:私はNKKでの現役時代から「明るく・楽しく・元気よく」がモットーですので、チームもそうなって欲しいと思っています。

[Q]選手の自主性に任せている部分も見受けられました。
陸川HC:阿部(レラカムイ北海道)や広瀬(パナソニックトライアンズ)らJBL選手と学生の混合チームであり、JBL選手らちょっと大人な兄貴たちと学生がコミュニケーションを取り、それぞれが良いところを出してくれていると思います。

[Q]ホッブスヘッドコーチと日本代表の印象は?
陸川HC:ホッブスヘッドコーチとは2月の育成強化キャンプで一緒にやらせていただき、非常に情熱家だと感じています。そして、たくさんのドリルを持っており、引き出しの多い方です。私が質問をするといっぱい答えてくれました。教えることが好きで、情熱があり、非常に良いコーチだと思います。折茂選手といったベテラン選手がいる中、規律を重んじており、このままキチンとやっていけば、日本代表も強くなると思います。

ハッスルプレーでチームを盛り上げた大宮宏正選手(リンク栃木ブレックス)にもコメントをいただきました。

[Q]今日はダンクを含め、良い活躍でした。
大宮選手:いや、まだまだです。ミスばっかりで……。

[Q]日本代表に選ばれた時の心境は?
大宮選手:正直、選ばれると思っていませんでしたので、チャンスをつかめるようにがんばろうと思いました。いざ、代表合宿に参加すると身長のない自分がどのように使われるのか分かりませんでした。ようやく最近になり、その意図が見えてきてプレーしやすくなってきています。

[Q]ホッブスヘッドコーチのコンセプトを理解してきていますか?
大宮選手:そうですね。ただ、まだまだディフェンスの強化について行けていない部分もあるので、もっともっとがんばりたいと思います。

[Q]ホッブスヘッドコーチのイメージは?
大宮選手:うーーーん。優しいですよ(笑)。一生懸命な方ですね。(怒鳴られた後)近くに呼ばれ、プレーの反省点をしっかり話してくれますし、キチンとケアをしてくれます。モチベーション的にはやりやすいです。