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バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ アジア2012 キャンプ第3日目報告

2012年6月16日

 6月13日(水)より、「バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ アジア2012 BASKETBALL WITHOUT BORDERS ASIA 2012 ~国境なきバスケットボール~」(以下、BWB)が開催されています。

 キャンプも第3日目。キャンパーたちはコミュニケーションが取れてきていることを実感しながら、最終日のオールスターチームに選抜されるべく、午後のゲームでは強引にドライブを仕掛けたり、ルーズボールに飛び込みチャンスを広げようとするなど、それぞれが猛烈なアピールを見せました。

 最初のプログラム、ライフスキルセミナーのテーマはリーダーシップ。責任感、信頼関係・コミュニケーションについて、バスケットボールのドリルを通じてレクチャーしました。また、参加したローランド・ブラックマンコーチとコーリー・ブリュワー選手からは「リーダーシップを取るにはどの分野でも状況を全て把握しなければリーダになれない。それはバスケでも会社や学校でも同じ。リーダーとして発言する時は自信を持つこと。そしてリーダーシップは毎日続けなければいけない。また、自分が日々スキルアップしなければならず、周りから信頼されることが一番大事」という話がありました。

※会場の都合により、一般の方の見学はできませんので、予めご了承ください。

*キャンプ第3日目 メニュー

1.ライフスキルセミナー
 ・「リーダーシップ」について
 ・責任感、信頼関係・コミュニケーションについて、バスケットボールのドリルを通じてレクチャー

2.モーニング・スキル・ステーション(ファンダメンタルスキル)
 ・4チームに分かれ、ハーフコートのステーションドリル
 ・コート1:センター(ポストプレイでのオフェンス/ディフェンス)
 ・コート2:ガード(ドリブル/ピック&ロールの使い方/シュート)
 ・コート3:フォワードA(様々なパターンからシュートの合わせプレイ)
 ・コート4:フォワードB(ゾーンディフェンスの動き)

3.フォーメーション確認

4.ゲーム(10分×4本)
 ■GAME1
  ホークス ● 53-60 ○ ロケッツ
  クリッパーズ ● 50-70 ○ ナゲッツ

 ■GAME2
  ナゲッツ ● 48-55 ○ ロケッツ
  ホークス ○ 75-63 ● クリッパーズ

 ・シチュエーションドリル
  残り数秒間で1本を取るオフェンスと守り切るためのフォーメーション

5.ジャンプテスト

 このBWBに参加している18の国と地域から各地のキャンパーに、参加した感想を伺いましたので、ご紹介いたします。

■#9 ロドルフォ3世・アレジャンドロ選手(フィリピン)
── BWBに参加した感想は?
「とても楽しいですし、とても良い経験ができています。自分の国を代表して参加できていることを光栄に思っています。」

── BWBではどのようなことを習得したいですか?
「良い経験を得て、NBAの方たちからいろんなことを吸収し、他の選手としっかり戦ってスキルアップしたいです。」

■#3 ジーチェン・チュウ選手(チャイニーズ・タイペイ)
── BWBに参加した感想は?
「いろんな国の選手やNBA選手と交流できるのが楽しいです。」

── 印象に残っている選手は?
「33番(ルー弁ランギ選手/ニュージーランド)。瞬発力が印象に残っています。」

── BWBではどんな目的を持って参加していますか?
「技術をいろいろ学んで、自分の国に持って帰りたいです。」

── いろんな国の選手が集まる中、どのようにコミュニケーションを取っていますか?
「ジェスチャーで交流しています。韓国人選手と同じ部屋ですが、やっぱりコミュニケーションはジェスチャーです。」

■#6 サジャド・マシャイエキ選手(イラン)
── 今回のキャンプで印象に残っていることは?
「今日、コーリー・ブリューアーのブロックショットを超えてダンクをすることができたことです。すごくうれしかったし、気持ちがよかったです。NBAの選手とプレイができるだけでもうれしかったのに、まさかこんなプレイができるとは思いませんでした。」

── 日本人選手についての感想は?
「富樫選手がすごい。シュートを打つ本数も多いし、よく入る。身長は低いけど、パスもうまいし、すごい選手だと思います。」

── アジアの選手については?
「オーストラリア国内の選手とは違うし、自分はまだ15歳なので普段プレイしている周りの選手とは違うが、すごく楽しい経験をしていると思います。」

 BWBアジア2012の詳細は、特設サイトに掲載されます。なお、キャンプのハイライト動画を配信中です。

 また、本日、6月16日(土)は最終日。最後に行われる「オールスターゲーム」をライブストリーミング配信いたします。
 お手持ちのパソコン、スマートフォンからご視聴いただけますので、是非この機会にアジアトップレベルの若手選手のプレイをご覧ください。