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ロンドンオリンピックをスタートさせるための“最後の戦い” 日本vsカナダは18:00(日本時間2日深夜0:00)ティップオフ!

2012年7月1日

 4年前のオリンピック最終予選では、最終日のコートに上がることなくオリンピックの夢が潰えました。あれから4年。悔しさを知る選手たちはリベンジに燃え、オリンピックの舞台を知る選手たちは再びあの輝かしい場所に立つために強い思いを持ち、そして新しい選手たちは夢をつかむために努力をしてきました。
 「FIBA女子オリンピック世界最終予選(ロンドンオリンピック世界最終予選)」は、本日最終日を迎え、今大会2度目となるロンドンオリンピックの切符を賭けた試合に臨むハヤブサジャパン女子日本代表チーム。勝てば、アテネオリンピック以来、2大会振りのオリンピック出場が決まります。

 対戦相手は、昨年の国際親善試合で来日し、今年もアメリカ遠征中にスクリメージを行ったカナダ。昨年の試合結果は、「○63-54」「54-56○」「○68-61」と勝ち越しています。また、今年のスクリメージは10分ゲーム3本を行い「8-9○」「11-18○」「△14-14」。しかし、僅差のゲームが多く、日本同様に今大会期間中にチームが成長しており、最後の1枚となるオリンピック出場権を争う戦いは、どちらも譲れないタフなゲームが待っています。

 #13大神 雄子キャプテン(JXサンフラワーズ)は、「これまでの対戦成績は関係なく、この場所は本当に何が起こるかわかりません。相手のことよりも、自分たちがつかみ始めたリズムをもう一度思い出し、しっかり体に染み込ませていかなければなりません。それができればしっかりと結果は付いてくると思っています。韓国戦でつかんだリズム、チェコ戦で得た諦めない強い気持ちを体に染み込ませて、最終戦にしっかりと出すだけです」と、気合いを入れ直しました。

 チェコ戦で得た自信、そして韓国戦を素晴らしい形で勝ちきったことで、ようやくチームとして戦える集団になりました。「韓国戦前のミーティングでも、チェコ戦を終えてメンバーに入れなかった選手も含めてチームがひとつになった試合になったと実感しています。ベンチでもコートでも選手の気持ちは一緒です。もう一度、チーム一丸になって戦おうと全員が言えるようになり、本当に一つのチームになれたと感じています。ベンチだけではなく、メンバーに入れなかった藤吉選手、天津選手、川原選手の声もコートに届いています。今、この状況こそが一つのチームです」と大神選手が話すように、カナダ戦はチーム一丸となって全力で戦いに行く準備ができています。

 泣いても笑ってもあと1試合。負ければ4年間の努力が水の泡となって消える大一番。「チーム全員が最終戦が重要なことは分かってることです。韓国戦のようなゲームができるように試合の入り出しから集中して、ディフェンスからブレイクを出す日本らしいバスケットを出せるように頑張ります」と#12吉田 亜沙美選手(JXサンフラワーズ)は話しており、皆さんの思いをしっかりと胸に抱いて戦いに挑みます。

 ロンドンオリンピック出場枠最後となる12番目の椅子を決める日本vsカナダ戦は、本日、7月1日(日)18:00(日本時間2日深夜0時)より試合開始。この試合の模様は、NHK-BS1にて深夜0時より生放送されます。歓喜の瞬間をともに迎えられるよう、精一杯頑張ります。

 ロンドンオリンピックをスタートさせるための“最後の戦い”をしてきます。