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第4回FIBA ASIAカップ 予選ラウンド第3戦 日本はインドに90-72で勝利し、予選ラウンド・グループB 2位以上確定

2012年9月17日

 「第4回 FIBA ASIAカップ」は第4日目。休息日をあけたハヤブサジャパン 男子日本代表チームは、すでに予選ラウンドでの敗退が決まり、他のチームよりも1日早く最終戦を迎えたインドと対戦。試合前のミーティングで鈴木 貴美一ヘッドコーチは、「ゴール下のリバウンドも強く、ノーマークにするとシュートも入るし、まだまだ発展途上のチームだが、これまでの試合でもどのチームとも競っていたので油断はするな」と選手たちに話し、試合に臨みました。

 「最初からシュートを打っていこうと思っていました」と話すように、#14金丸 晃輔選手が次々と3Pシュートを沈め、第1ピリオドだけで5本の3Pシュートを成功させる活躍を見せます。しかし、リバウンドからセカンドショットを決めるインドの攻撃を凌げず、「ヘッドコーチに注意するように言われていた通り、後ろからリバウンドを獲られ、セカンドショットを決められる苦しい場面が続きました」と、前半を振り返った#11桜井 良太選手。ハーフタイム中、#4古川 孝敏選手は、「ファウルがかさんでいたインサイドのところでプレッシャーをかけて、相手がミスしたところをうまく速攻にもっていくように話しました」、#11桜井選手は「とにかくディフェンスを頑張って、なかなか前半は速攻を出せませんでしたので、みんなで走って少しでも自分たちのペースにしようと話して後半に入りました」。44-41と辛うじて日本は3点リードし、後半へ。すると、第3ピリオドは息を吹き返し、9連続得点を挙げて65-45、20点差まで引き離します。「走ったことで得点につながり、良い流れで外からシュートを決めることができ、そこからリズムをつかめて点差を離すことができました」と#4古川選手は話し、後半はディフェンスから早いバスケットが出来たことで、90-72と18点差をつけて勝利し、日本は開幕から負けなしの3連勝となりました。

第4日目(9月16日) 試合結果
●マカオ 46-98 フィリピン○
●ウズベキスタン 47-107 中国○
日本 90-72 インド●
●チャイニーズ・タイペイ 63-71 イラン○

 日本戦の後に行われた試合で、イランはチャイニーズ・タイペイを71-63で下し、イランも3連勝。これで明日の直接対決では、勝った方が予選ラウンド・グループBを1位通過となります。先月のジョーンズカップでは、59-71でイランに敗れました。イランの印象を鈴木ヘッドコーチは、「ジョーンズカップでは12点差で敗れましたが、内容的には大差で負けたような気がしています。昨日のカタール戦でも調子は良くない中、イランは19点差をひっくり返して逆転勝ちしました。苦しい時に激しいディフェンスをし、最後の最後まで粘ってきますし、非常に勝ち方を知っているチームです」と話しています。

 準々決勝で対戦する予選ラウンド・グループAはフィリピン、レバノン、中国が1敗同士で混戦状態となり、2位通過でも厳しい相手が立ちはだかります。しっかりとイランに勝って、より良い形で準々決勝を迎え、最初の目標であるベスト4進出を目指します。
 なお、9月20日(木)に行われる準々決勝での日本戦は、予選ラウンドの順位に関係なく19時試合開始となることが決まりました。お仕事や学校帰りにぜひお越しいただき、まずは目標とするベスト4進出へ向けて、ハヤブサジャパンへのご声援をよろしくお願いいたします。

第5日目(9月18日) 試合日程
11:30~ 中国 vs マカオ
14:00~ レバノン vs ウズベキスタン
16:30~ カタール vs チャイニーズ・タイペイ
19:00~ イラン vs 日本