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第88回天皇杯・第79回皇后杯 第3日目終了 -青山学院大学が勝利し、大学勢では6年ぶりにベスト8入り-

2013年1月3日

 「東日本大震災」被災地復興支援 第88回天皇杯・第79回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(以下オールジャパン2013)は第3日目。来年の8つシード枠を賭けて、3回戦が行われました。

 本日は男女ともトーナメント表向かって左側の山のみ。女子は松蔭大学、大阪体育大学がWJBLに挑みましたが、シャンソン化粧品、トヨタ紡織がそれぞれ退けて勝利しベスト8進出。昨年の結果によりシードチームとして出場した大阪体育大学をトヨタ紡織が破ったことで、WJBLチームがシード枠を奪い返しました。もう2試合は、WJBL勢同士の対決となり、昨年の決勝戦と同じ顔合わせとなったJX vs デンソーはJXが勝利し、三菱電機 vs 日立ハイテク戦もWJBLの順位通り三菱電機が上回り、準々決勝へ進みました。

 男子はJBL2のプロチームが会場を沸かせます。スーパーカンガルーズ時代の復刻ユニフォームで臨んだパナソニックでしたが、TGI・Dライズが踏ん張り、前半どちらも終了間際に3Pシュートを決め合い39-33で辛うじてパナソニックがリード。第3ピリオドに点差を離されるも、諦めずに食らいつくTGI・Dライズ。84-75と9点差で敗れましたが、TGI・Dライズは大健闘。もう一試合、来シーズンのNBL参戦チームであるデイトリックつくばも、日立を相手に第1ピリオドは15-18と好スタートを切ります。しかし前半終了時点で43-29と離されましたが、こちらも諦めることなく最後まで戦い80-69、11点差と日立を苦しめました。

 昨年の王者トヨタアルバルクは、3試合目を迎える富山大学と対戦。第1ピリオドで35-5と一気に突き放したトヨタアルバルクは、120-63で大勝。会場からは、富山大学の活躍に温かい拍手が送られました。一方、青山学院大学vsレバンガ戦は、接戦ながらも青山学院がリードする展開に代々木第2体育館は大歓声に包まれます。前半を48-36と12点リードし折り返した青山学院。後半、レバンガも意地を見せましたが、なかなか詰められず。逆に青山学院はハッスルプレイで勢いが増し、93-81でレバンガを退けてベスト8進出を決めました。JBL勢以外が準々決勝に進むのは、6年ぶり(第82回大会/2007年は外国人オンザコート0で行われた大会で、慶應義塾大学、東海大学が3回戦を突破。東海大学は準決勝で敗れるも3位)となります。それ以前にまで遡ると第63回大会(1988年)で東芝を破った拓殖大学がベスト8に進出しています。それ以降は頻繁にベスト4に大学生が進出しており、最後に優勝したのは、第50回大会(1975年)の明治大学です。

 明日は残る男女3回戦8試合が行われます。また、NHK BS1にて一部の試合がテレビ中継されます(※)。

■1月4日(金) 男子3回戦
17:00~ 東芝ブレイブサンダース vs 筑波大学(会場:代々木第1体育館)
17:00~ 兵庫ストークス vs 三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ(会場:代々木第2体育館)
19:00~ リンク栃木ブレックス vs 東海大学(会場:代々木第1体育館) ※NHK BS1
19:00~ 九州電力 vs アイシンシーホース(会場:代々木第2体育館)

■1月4日(金)女子3回戦
13:00~ トヨタ自動車 アンテロープス vs 白鴎大学(会場:代々木第1体育館)
13:00~ アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス vs 新潟アルビレックスBBラビッツ(会場:代々木第2体育館)
15:00~ 桜花学園高等学校 vs 筑波大学(会場:代々木第1体育館) ※NHK BS1
15:00~ 山形銀行 vs 富士通 レッドウェーブ(会場:代々木第2体育館)

 シードチームとして、今年度のインターハイとウインターカップ女子2冠チーム・桜花学園高等学校がいよいよ登場します。筑波大学と対戦し、勝った方のカテゴリーが来年のシード枠獲得となります。高校生と大学生のどちらのチームがシードを確保できるのでしょうか。その他のカードは、アイシンAW vs 新潟のWJBL対決以外、男子も含めて全て異なるカテゴリー同士。オールジャパンならでは対戦となります。

 会場では、明日も12時より当日券が発売となります。大会サイトでは、試合経過(プレイ バイ プレイ)・試合結果(ボックスコア/ゲームレポート)・現地レポート・フォトギャラリーを随時更新していますので、合わせてお楽しみください。